関数

　面倒なことは一通り、機械にやらせる。面倒な処理はまとめてしまう。これ鉄則。
　ここで紹介する関数は誰でも思いつくものなので、著作権はありません。好きにコピペして下さい。文系スクリプターの限界です。

●テキストウィンドウのテンプレート

テキストウィンドウですが、これは1ゲーム内で10個も作ることはないでしょう。したがってテンプレートを予め用意しておけば、いいと思います。

　私の場合はユーザー定義命令を使っています。引数に番号を指定して、予め決めておいたウィンドウを使うというやり方です。なんだったら数字エイリアスで使いやすくするというのもいいでしょう。

　そういう命令で使える式がコレ。

●横の限界文字数を計算

mov %6,((%0-%1)-(%3-%1)*2 -%4) /(%4 +%5)+1

((テキストウィンドウの幅 -テキストウィンドウから文字までの距離) *2 -フォントサイズ) /(フォントサイズ +字間) +1

　事前に画面サイズを取得しておくとよろしい。字間は文字数より1少なくなる。

　やっていることはテキストウィンドウの幅から左右のマージンを引き、1文字分引く。その値を　フォントサイズと字間を足したもの　で割る。更に1文字分引いてあったので、1文字足す。
　すると横方向の限界表示数が出る。

●行数の計算

mov %11,((%7-%8)-(%9-%8)*2 -%4) /(%4 +%10)+1

　やっていることは先の横と一緒。行間は最後の行だけは必要ないので、テキスト表示領域からフォントサイズ分引いておく。
　実際に文字が表示される範囲 - フォントサイズ(行間の計算のため)後は文字領域 ÷ フォントサイズ＋行間すれば、適正な行数-1が出る(予め1行分抜いてあるから)

◆シーンスキップ

defsub scene_skip

が定義節に必要です。

*scene_skip
;現在のシーンと次のシーンラベルを取得
getparam $50,$51
menu_click_page
textspeed 0
puttext "このシーンは既に見ています。このシーンをスキップしますか？"
br
selnum %52,"スキップする","しない"
textspeeddefault
menu_click_def
if %52== 0 return $51
return

　51にはスキップした後に辿り着くラベルを代入しています。
　そのシーンを見たかどうかは、シーン用に作った既読フラグを立てることで判断します。

if %200 > 0 scene_skip "現在のラベル","スキップ後のラベル"

　既読フラグはグローバル変数(セーブデータに左右されない、ゲーム内共通の変数)で作ります。

●ゲームのバージョンとNSCのバージョン表示

getversion %0
itoa $0,%0
;情報は3桁なので、切り出す
mid $1,$0,0,1
mid $2,$0,1,3
versionstr "ゲームタイトル Ver.1.0／Nscripter"+$1+"."+$2,"Copyright (C) 　公開年　ゲームサークル名."
caption "ゲームタイトル Ver1.0"

versionstr は3桁の整数で取得されるため、1.00が100となる。小数点を付けたければ、こういう書き方になる。

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