モノクロオムヘヴン

痛い。パンパカよく撃たれる乙女ゲーム です。ギャグではなく、リアルに痛い感じがする。ある意味、前代未聞なヤンデレ。サバイバルゲームとはよく言ったもの。

　実は今までのゲームのことに少し触れてます。勿論PLAYしてなくても何ら問題ありません。具体的に言うと、MIUとか花の葬列とか。

　ついつい面白くて、「魔法使いとご主人様」差し置いて、一気にPLAYしてしまいました。だって前述のゲームは、PLAY時間が半端ないから。

システムは依然NScripterなので、かなり使い勝手がいい。速いしね！　セーブの数も問題ないし、既読スキップはできるし。
　あと「もしキミ」みたく、ムービー入ってます。豪華だ。(￣∇￣)　歌は「もしキミ」の方が好み。

　絵柄は、もしキミ時とさして変わらない。スチルで偶に、構図的に見にくいものがある。リュウトのスチルとか。メッセージウィンドウは主人公の表情が見えるので、表示ONの方をお勧めします。

　音楽はピアノ主体で穏やか、かつ優雅。うみねこのなく頃にみたい。嫌いではない。むしろ好き。

EDは結構あるので、自分なりに条件やテーマを付けて、プレイすると進めやすいと思います。具体的に言うと、ルート前後の好感度の高低、誰とも会わない、飯に顔を出さない、逃亡、デッド直行うっかり選択。

ただ、どのルートを選ぶにしても、アキトさんだけは構って下さい。 ご機嫌を損ねれば「失格」です。死にたくなければ、ルート前まではご機嫌取りましょう。条件も守りましょう。守れない主人公は買われた身なので、「処分」されます。

またアキトさんは嫉妬深いので、他の男の好感度が上がりそうな選択肢とか選んでると、何処からともなく現れて、背後から撃ってきます。
　面倒くさい男とか思ったら負けです。これは面倒くさい男を落とすゲームです。 ←酷い。

トウマさんもアキトの手先なので、やっぱり撃ってきますね。二股は気をつけて、やりましょう。そんなこんなでがっつり、フルコンプしてやりました。あとがきが変わりますぜ。

導入

舞台は戦後の貧困に喘ぐ街。

主人公は両親を流行病で亡くし、現在は叔母と従兄弟と暮らす。そして食事を少ししか貰えなかったり、学校へは行かせてもらえなかったり、挙句暴力を振るわれたりと肩身が狭いわ、待遇は最悪。俗に言う不幸な女の子です。

それでも、ここではそう珍しいことではないらしい。

花売り娘をしていた彼女は、ある日突然に青年実業家に買われてしまいます。つまり人身売買……。ところが彼女が買われた理由は奴隷でもなく、かと言って娼婦でもない。

雇い主の血筋には代々呪いが受け継がれているらしい。25歳の誕生日までに生涯の伴侶を決められなければ、必ず死んでしまうという呪い。一体誰が何の目的で、そんな呪いをかけたのかは分からない。

　ただ主人公は、顔見知りにも関わらず、その花嫁候補として選ばれてしまったのだ。もしも彼の花嫁になれなかったら、そのときは――――。

主人公は幸せになれるんでしょうか、それとも不幸になってしまうのでしょうか？

　彼女の運命を決める14日間の幕が、今上がる。

キャラではリュウトさんが好きですね。でも現実にいたら確実に見限りそうです。不器用にも程があるだろう。

　逃げて撃ち殺されて以来、逃げを選ばなかったために、奴のルートに入るのに苦労しました。うっかりトウマルートに入りかけて殺されて……悲惨だ。

　そしてハッピーエンドに行くのにも苦労した。絞められたり刺されたり●されたりと、痛い思いばかり。このサドめっ。そして主人公はマゾだっ。

双子は正直かなり、ついていけない。アキトもアスカも、どうしてそこまでと言うくらいに根暗です。恐ろしく悲観的。積極的な主人公は好きではない模様。

　繊細繊細って、もう何が繊細なのか分かんなくなってきました。 繊細なのは見た目だけってね。でもリュウトも多分、根暗の部類に入るのでしょうね……。
　何かあるとバイオレンスに走る人々なので、正直私の心臓が持ちません。蚤の肝並みなんですよ、私！

三男が一番まともなんですが、ハッピーエンドすらかわいそう。もっとまともなハッピーエンドを用意したげて！って思います。

……しかしトウマルートをクリアして、理由が分かりました。カミシロブラザーズだけ攻略しても無意味だということに。皆かわいそ過ぎる。正直トウマさんは攻略対象でなくてもいいかなと思います。好みじゃなかったんで。

　そして、もやもやする。隠しキャラなんだけどね。4人とも両EDクリアしないと行けない最難関？　バッドエンドの方も、ある意味では幸せですね。

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